女性精力剤 嫉妬した龍一
2012 年 2 月 7 日 火曜日まあ、あの娘はあれだから。とチヨは柳子の振る舞いに呆れながら、柳子が傍にいてくれるから、夫に対しても、いままでとはちがう、自分自身の意志を示すことができるのだと心に張りを持つ。もう姑や小姑の眼を盗んで、こそこそ布団に潜り込んで読むこともいらないのだと思うと、大きな生活環境の転換を認めないわけにはいかなかった。夫も嫌な顏はしても、それを口にすることはないだろう、と高を括っているところもあった。もしも夫が何か言うと、「本くらい読ませてあげなさいよ」と、柳子がぜったい掩護射撃をしてくれるだろうと思うからだった。 (more…)